トモゾーとパチンコ見物にいざ参らん

仕事終わりの2時間でパチンコを打つのにハマってる人。パチスロも嗜みます。

時世の流れに飲まれた、とあるパチンコ店での不思議な思い出

一番好きなパチンコ台は真・花の慶次MAXタイプのトモゾーです

令和になって6年も経つ今、自分がまたブログを書こうなどと思い立つ日が来るとは…。
動画やSNS全盛のこの時代に、なぜ物書きなど始めようと思ったか。
それは単純に自分もパチンコ・パチスロを打ち始めてそれなりの年数が経ったからなのか、それとも様々なことが短期間で移り変わっていくこの業界になにか自分が物申したいからなのか。
おそらくどちらも正解なのだとは思うが、一番は自分が経験してきた事柄を誰かに読んで頂けたら嬉しいなあ、というのが本音だと思う。
とはいえ幼少期からパチンコ店に連れて行った私の父親や、Youtubeなどでお見かけする有名ライターさん方、私より全然年上の打ち手の方からすれば私の経験なんて6号機AタイプのRB枚数並に少ないわけで。
どうか優しい目でお読み頂けると嬉しい。

そのホールは近所の店の中でもちょっと怪しい雰囲気があった

私が初めてパチンコ店で打ったのは、18歳になって割とすぐのことでした。普通初心者は連れ打ちで近所のホールで打つ、という方が多いんじゃないかと思う。
しかし私の初打ちは、当時好きだった声優さんのイベントに東京都内に遠征していて合間の時間つぶしにパチンコ店に入るという、今思い出すと初っ端からとんでもない挙動してるな…というのが始まりだった。
その時のお話なんぞは、また別の機会に話すとして。
その始まりからおそらく1年後ぐらいだと思うのですが、その頃にはすっかりパチスロにハマってしまいまして、「よし、近所のお店にも行ってみよう」と当然思い始めていた。
しかしここでも私の変人ぶりが遺憾なく発揮されてしまった。
普通有名な大きい店舗に行った方が色んな意味で安心だよね、となるはずなのに、なぜか私は大きな電飾のヤシの木と小規模な建物に沢山のライトアップが施された、さながらラブホテルのような風貌のパチンコ店を最初の一店舗目に選んだのである。
小さい頃から目の前を良く通っていたので、この店は一体なんの店なのだろう…という興味もあったのだと思う。
行く前に調べてパチンコ店だと分かったときは、ネットがある時代で良かったなと思った。

薄暗がりの中に置いてあるハナハナシリーズや姉妹機、見たこともないような沖スロたち

怪しい風貌のホールとはいえ、パチンコ店はパチンコ店なのだから大丈夫だろうと考えいざ入店。
するとまずは明るい照明にたくさんのパチンコ台が私を出迎えてくれたので、やっぱり全然大丈夫じゃないか、とホッと胸をなでおろした。
そのままパチスロコーナーがありそうな奥の方に進んでいくと、明らかに空気感の違う怪しい雰囲気のコーナーへ。
照明も暗く、店員さんもパチンコとパチスロの島の境になぜか立っていて、ここは立ち入ってはいけない場所なのでは?と頭の中で警報が鳴っていた。
しかしここで引き返しては勇気が無駄になると思い意を決して踏み込んでみると、そこにはジャグラーとハナハナ、マイナーな沖スロや見たこともないような告知台が大量に置いてあったのだ。
あれ…?私がいつも打ってるAT機やART機はどこ…?というかここはどこ…?なんでこんな古そうなハナハナが置いてあるの…?タイムスリップでもしちゃったの…?
小パニック状態の私に、ひときわ目を惹くハナハナがそこにはあった。
それは間違いなく、この時代には置いてはいけないはずの4号機スーパーハナハナだった。
あの台は筐体が黒っぽかったというのも相まって、暗がりの中で一際危ない香りを放っていた。
今思い出して考えてみると、あの台は電源が落とされてて、代わりに入れる台が無いから放置されていただけだったんじゃないか…と思うのだが、実際のところはどうだったのか…。
正直すごく打ってみたかったですが、この台を打つのは絶対ダメだ、とストッパーが掛かってしまったため真偽のほどはわからない。
あの時打っておけば…と、今でも思う出来事だった。
…結局そのあとどうしたかって?
当時パチンコは詳しくなかったのに花の慶次-焔を打って、爆死して帰ったよ。
傾奇モードってなんだよ…!当たりじゃないの…!?もしかしてこのパチンコも怪しい台なの…!?などど考える始末。無知は恐ろしい。

さらに数年後には

こんな恐ろしい店、もう二度と行かない…!という気持ちと、最寄り駅前にかなり大きめのパチンコ店ができたのをきっかけに、この出来事の後しばらく行くことはなかった。
しかし、この当時コンビニでアルバイトをしていた時、職場に居た1つ年下の男の子がパチスロが好きということで話が弾み、例のホールでたまに打ちますよという話題に。
ちょっと寂れてるけど普通の店だと思いますけどねー、という前情報をその男の子から聞いていたため、気になるから連れ打ちに行こうということになり、例の店で打つことに。
前情報通り、ジャグラーとアクロスAタイプに絆やハーデスメインの店に変貌していて、ナリを潜めてしまった様相に若干残念な気持ちになった。
あ、でも一つ変わらなかったのは店員さんと客層の怪しい雰囲気。そこだけは健在。寂れたホールってなんでああなるのか、本当に不思議。
大不況でこのホールも潰れてしまって、今は介護施設になった。客付き悪かったし、いつ潰れてもおかしくない店だったけどジャグラーは案外設定入ってて美味しかったな。
今は中小ホールもほとんど淘汰されて、こういう経験はもうすることは無くなるのかなー、という話である。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
お話したいことはまだまだ沢山あるので、また次の記事でお会いしましょう。